【平面駆動の優秀ミドル機】HIFIMAN ANANDAレビュー

HIFIMAN ANANDAを購入してしばらく遊んだのでレビューしていきます。

77000円のヘッドホンとしては非常にハイレベルな音質。満足度はかなり高いです。

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HIFIMAN ANANDA

HIFIMANは2007年にドクター・ファン氏によって設立された中国のオーディオメーカー。プロ用の音響機器は作っておらず、家庭向けのあくまでもリスニング用途のモデルを開発販売しています。平面駆動ヘッドホンといえば「HIFIMAN」といってもいいほど、平面駆動ヘッドホンを安価に世に送り出し広く認知度を高めた存在といっていいでしょう。

モデル名にサンスクリット語を冠したモデルとしてはミドルクラス。2017年発売のANANDAは今でも人気の高いモデルです。

HFIMAN ANANDAの外観と付属品のチェック

ANANDAは本体のクオリティはいいものの、箱や付属品などはコストカットの影響で非常に簡素。この点は下位モデルのSUNDARAも上位モデルのAryaも同様です。

やや簡素な箱

ANANDAの箱

箱は段ボール素材にラベルが貼られた簡素なものになっています。

以前のモデルは豪華な化粧箱に収められていました。

最近のHIFIMANのモデルはほとんどこのタイプの箱です。HIFIMANは製品の値段は上げずに、コストカットをすることで経営維持する方針のようですね。

デザインはこっちのほうが好きですが…。

フィット感のいいヘッドバンド

ANANDAのヘッドバンドは2重構造

ヘッドバンドは2重構造です。上部はスチル製、頭に当たる部分はレザーです。フィット感は高く違和感などなくつけられます。

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やや硬めのスライダー

ANANDAのスライダー

カチカチといった感じで段階的に調整するタイプのスライダーです。やや硬めですが装着時の安定感はあります。

デカめのハウジング

デカい
縦は約13センチ
幅約9.5センチ

非常にでかいですが、耳をスッポリ覆う感じは悪くないです。オンイヤーのヘッドホンはやはり長時間つけていると耳が痛くなってしまうので、私はこのサイズ気に入りました。

内部は超薄型の振動板(ネオ スーパーナノ ダイアフラムと名付けられています)に、棒状のステルスマグネットがつけられた構造ですね。HIFIMANのお家芸といった感じです。

耳をスッポリ覆うイヤーパッド

耳の形状に合わせたイヤーパッド

ハウジングが大きいので当然イヤーパパッドも大きいです。男性の耳でもスッポリ覆うほどの大きさ。

内径は縦が8.5㎝
幅は約5㎝

 

イヤーパッドを外したところ

イヤーパッドは側面がレザーで耳に当たる部分は布地です。中材はやや柔らかめのスポンジです。

また、傾斜がつけられていてフィット感を高めていますね。

つけ外しが容易なコネクタージャック

コネクタージャックはHIFIMAN共通の両出しの3.5㎜。バランス化はケーブルを購入するだけでOKです。安価で良質なものも多く出ているので気軽にバランス接続を楽しめますね。

やや簡素な付属ケーブル

ANANDAに付属のケーブル

ケーブルは3.5㎜シングルエンドが付属。6.35㎜の変換も付属しています。以前のモデルに付属していたものよりも品質は落ちています。ここら辺もコストカットの対象になっていますね。

ワイドレンジで鳴らしやすい、ANANDAのスペック

箱の記載
  • 再生周波数…8Hz-55kHz
  • インピーダンス…27Ω
  • 感度…103dB
  • 重量…440g

スペックはこんな感じです。

ANANDAの再生周波数は上位機種のArya(8Hz- 65Hz)よりも若干狭いですが、十分な広さです。

ANANDAのアンプはなにを使う?

ANANDAはインピーダンスが低く感度も高めなので、比較的鳴らしやすいヘッドホンです。エントリーモデルのDAP「Shanling M3X」にバランス接続すると音量80%で十分な音量を得られました。

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ポータブル機のGryphonでも良くなってくれました。しかも音質も満足できるレベル。ANANDAにパワーのあるアンプは必要ないでしょう。

据え置きなら3万円クラスのiFi zen canFiiO K7あたりがオススメ。

更に高音質を目指すなら、同社から出ているEF400はいわゆるウォーム系で、ややドライなANANDAとの相性が良いです。

私が使っているのはtopping A90discreteで、こちらは感度のいいANANDAにはややオーバースペック気味ですがサウンドステージが素晴らしくもう一回り広い空間で音楽を楽しめます。

デカいけど装着すると重さはあまり感じない

重さは440gと数値的には決して軽くはないですが、装着してみると案外軽い。二重構造のヘッドバンドが優秀で、私は3時間くらい使用しても疲れませんでした。

上位機種と同等のステルスマグネット、ネオ・スーパーナノ・ダイアフラムを採用

ANANDAの箱のラベル

ANANDAはステルスマグネット、ネオ・スーパーナノ・ダイアフラムを採用しています。

上位機種のAryaと同等です。下位機種のSUNDARAも同様の技術採用していますが、形状や配置が異なります。

【音質レビュー】広いジャンルをうまくまとめ、特に女性ヴォーカルと弦楽器が巧い

iFi xDSD Gryphonで聴いていきます

ANANDAの音質は偏りなく非常によくまとめられていて、広いジャンルを安心して再生できる懐の深さが魅力。

強いて言うなら女性ヴォーカル、ヴァイオリン、アコギなどが白眉。ややドライに感じることはあるものの、全体的に艶があり、豊かな響きです。

では、ANANDAと楽曲の相性をチェックしていきます。

試聴は、iFi xDSD GryphonにPCをつないで、音源はAmazon Music UnlimitedやApple Musicなどのロスレス配信やAudirvanaでダウンロード音源を再生。

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★の数はANANDAとの相性。

米津玄師「Kick Back」★★★★

何かと情報量の多い曲ですが、一つ一つの音が曖昧になることなく、明瞭。聴きづらいと感じることはなかったです。ドラマティックに展開し変化する暴力的な表情をうまく表現し、没頭することができました。GOOD!

RHYE「Come In Closer」★★★★★

ヴォーカルはツヤがあり、唇の動きや舌が口蓋に触れ離れる瞬間まで微細な音も逃さず表現します。距離も遠いと感じることはないです。ストリングスはツヤと厚みがあり、キックとベースはタイト、スネアとクラップも気持ちいい。ライドシンバルのような金物が遠くのほうで鳴り奥行も十分感じられます。

LEE RITENOUR「RIO FUNK」★★★★★

これはベストマッチ!冒頭のベースとパーカッションから、ピアノ、ドラムスと加わり、リトナーの豊かな響きのアコギが加わった瞬間の高揚感。音場の広さもあり非常にノリよく楽しめました。素晴らしい。ANANDAはこういったなフュージョンサウンドがかなり得意です。

Bjork「Allow」★★★★

折り重なるフルートとヴォーカルのレイヤー、沈み込むような響きのキックとシンセベース、アトモスフェリックなコーラス、ANANDAは包み込まれるような空間を心地よく表現します。

加古隆クァルテット「黄昏のワルツ」★★★★

左にヴァイオリン、右にヴィオラ、センターにピアノとチェロの配置。いずれかが主張しすぎることなく調和のとれた鳴り方をします。 ピアノとヴィオラの低音の響きもヴァイオリンの高音域の伸びもヴィオラとピアノの芯のある中音域も、バランス良く鳴るので音楽に没頭できます。

シエナ・ウィンド・オーケストラ&宮本文昭「スラヴァ!」★★★★

やはり、ANANDAは音場が広いおかげでオーケストラも気持ちよく聴けますね。ANANDAはやや高音域にピークを感じることがありますが、金管楽器の鳴り方はキツさがありません。高音域に粗さを感じることはありますが、ハイエンドのヘッドホンと比べなければ問題ないと思います。

Edition XSとの違いは?

Edition Xを改良した派生モデルとしてANANDAとEdition XSがあります。

HIFIMANのページにある製品ポジションの図

改良ポイントは二つ。

  • ステルスマグネットによる音質改良
  • スーパーナノダイアフラムの採用による軽量化と音質改良

この二つはEdition XSもANANDAも同じ。

Edition XSのほうが後発で安価

発売時期としてはANANDAのほうが古くなりますが、価格はANANDAのほうが1万7千円程高くなります。

  • Edition XS…2021年発売、59950円
  • ANANDA…2018年発売、77000円

2つの大きな違いといえばヘッドバンドですが、Edition XSはヘッドバンドを安価なものにして、より手に取りやすくしたモデルといったところでしょうか。

ヘッドバンドの違い

Edition XSのヘッドバンドはクッション材の入ったレザー仕様。ANANDAよりも頭に当たる面積が狭いので負荷が大きいです。

Edition XSのヘッドバンド

ANANDAはスチルとレザーの2重構造。頭に当たる面積が広くソフトなので長時間でも痛くなりづらいです。

ANANDAのヘッドバンド

スペックの比較

スペックの違いは下記の通り

Edition XSANANDA
周波数特性8Hz-50kHz8Hz-55kHz
インピーダンス18Ω27Ω
感度92dB103dB
440g405g440g

周波数特性はほぼ同じ。

インピーダンスと感度も大きくは変わらず。どちらも据え置きアンプは必須ではなく、ポータブル機でも十分に鳴らせます。

重さはヘッドバンドが違う分Edition XSのほうが若干軽いですね。

実際に聞いてみると

音質傾向は非常に似ていますが、Edition XSはほんの少し高音域に荒さを感じました。じっくり聴き比べたわけではないですが、ANANDAのような精細な印象は受けませんでした。と言っても一聴して全然違言うじゃん!といってことはないので、ヘッドバンドの好みと予算に合わせて選択していいかと思います。

【結論】ワイドレンジでバランス良好、広い音場、しかも鳴らしやすい。ちょっとデカいのが気にならなければANANDAは買ってよし

ANANDAはSHUREやゼンハイザー、AKGの同価格帯のヘッドホンにはないワイドレンジな響きとサウンドステージが非常に魅力的。生音の響きは上位機種には及ばないもののジャンル選ばず楽しめるのが良いです。

また、非常に鳴らしやすいので、DAPなどポータブル機で気軽に使えるのもポイント高いです。

デメリットは他のヘッドホンと比べるとやや重いのとデカい点でしょうか。個人的には、つけてみると手に持った時ほどの重さは感じませんでした。デカいのでやや取り回しが不便ですが、イヤーパッドが耳に当たらないので長時間使っても痛くならないのはメリットです。

結論、この価格帯では満足度の高いヘッドホンでおススメできます。

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