ロスレス、ハイレゾも聴けて月額980円のApple MusicとAmazon Music。
どちらもかなり使いこんでいるKEKUが細かいところまで比較解説いたします!
※Amazon Music HDというプランは廃止になり、Amazon Music Unlimtedの設定変更でHDが音質が聞けます
▶Amazon Music Unlimited徹底解説【2年間使い倒した結果】
▶AmazonMusicHDレビュー!【音響のプロが徹底解説!】
【料金比較】プライム会員ならAmazonが100円安い
まずは料金から。
個人プラン | ファミリープラン | 学生プラン | 個人プラン(年払い) | ファミリープラン(年払い) | |
Apple Music | 980円 | 1480円 | 480円 | 9800円 | 年払いなし |
Amazon Music Unlimited | 980円(プライム会員は880円) | 1480円 | 480円 | 9800円(プライム会員8800円) | 14800円(プライム会員の割引なし) |
上記の通りAmazonMusicはプライム会員だと月額100円の割引になりますのでプライム会員であればかなりお得です。
また、年間払いもプライム会員であれば8800円となり、こちらもお得です。
とはいえ、100円の差ですのでAppleMusicのほうが向いている方もいるので、サービス内容を考慮してから決めたほうがいいでしょう。
▶【知ってる?】アマゾンミュージック使うならアマゾンプライムも入らないと損!
▶【8800円だけどどうなん?】Amazon Music Unlimitedの年間プラン
【楽曲数を比較】楽曲数はどちらも9000万曲だが…
総楽曲数 | ロスレス | ハイレゾ | 邦楽ラインナップ | |
Apple Music | 9000万曲 | ほぼ全曲 | 若干少ない印象 | 豊富 |
Amazon Music Unlimited | 9000万曲 | ほぼ全曲 | 豊富 | 聴けない曲も |
公表の楽曲数でいえばAmazon Music Unlimitedが圧倒的に見えますが聴きたい曲があるかどうかは別問題。
結局、無料期間を利用して自分の聴きたい楽曲があるかを確かめしかないですね。
私が使った感じではビーズやザードが聴けないなど邦楽に関してはAmazon Music Unlimitedは弱い印象です。これについては後述します。
ロスレス楽曲はどちらもほぼ同じ印象
ハイレゾの楽曲数も2022年に入ってApple Musicも対応曲数はAmazon Music Unlimitedとほとんど変わらない印象です。
e-onkyoで配信されているハイレゾ楽曲は、ほぼApple Music、Amazon Music Unlimitedでもハイレゾで聞けますので、購入前の試聴としても使えます。
邦楽のラインナップが充実しているのはどっち?
邦楽を沢山聴くならどっちがいいか?
結論から言うとApple Musicです。
理由は下記の通り。
- B’zやWANDS、倉木麻衣などビーイング系がある
- 米津玄師はロスレスで聞ける
- P-VINEの楽曲が豊富
などです。
Amazon Music HDではB’zなどが聞けませんし、米津玄師は高圧縮、井手健介と母船などP-VINEレーベルの楽曲が少ないです。
▶【ZARD、ブルーハーツは?】Amazon Music HDにないハイレゾはココで聴ける
とはいえ、上記を聞かないのであればほかはそれほど変わりません。
洋楽聞くならどっち?
逆にAmazon Music HDは洋楽に強いです。洋楽に関してはオリジナル楽曲、オリジナルリマスターもあります。
ざっくりしてますが、邦楽はApple Music、洋楽はAmazon Music HDといったところです。
音質の違いを比較
音質の違いを比較します。
コーデック | ビットレート | |
AppleMusic | ALAC | 非公表 |
AmaoznMusicHD | FLAC | 最大3730bps |
コーデックにALACとFLACの違いがあります。この2つに大きな違いはありません。Apple Musicのビットレートは非公表ですが、コーデックに大きな違いがないのでほぼ同じかと思います。
とはいえ、実際聴いた印象だと、Apple Musicは元気で明るめな音だが、繊細な表現に弱い印象。
Amazon Music HDはリバーブ音やスタジオの空気感を感じられるがややおとなしめな音といったところです。
どちらも若干の圧縮感があり、やはりダウンロード配信と比べるとちょっと劣るかなといった印象ですね。
ロッシー圧縮(非可逆圧縮)の比較記事は下記より
▶【音質比較】SpotifyとApple MusicとAmazon Musicを聴き比べ!
プレイリストを比較
7500万曲という膨大な楽曲の中から好みに合う曲を探す上でプレイリストの存在はとても重要です。
結論から言うとApple Musicのプレイリストは音楽マニアが満足できる素晴らしいプレイリストが充実。Amaozn Music HDにはそういったものは少ないです。
Apple Musicのプレイリストは、音楽に精通したエディターが選んだセンスの良い楽曲がセレクトされています。
例えばオルタナティブ探求というページがあり、次のようなプレイリストがあります。
ジャングルポップ、マッドチェスター、グランジ、インディーズR&Bなどマニア心くすぐるプレイリストがずらり。
80年代サウンというページには次のようなプレイリストがある。
こういった細分化されたジャンルやその時代のムーブメントに特化したプレイリストが充実しているのがApple Musicです。
Amazon Music HDはリリース当時から使っていますが、上記のような音楽マニアが満足する丁寧に作られたプレイリストは少ない印象ですね。
Amazon Music HDのプレイリストは良くも悪くも一般受けを狙ったというか、音楽マニアには物足りないプレイリストが多い感じです。
アプリの使い勝手を比較
レイアウトに多少の違いがありますね。
※画面はアンドロイド版にいなります
左がAppleMusic、右がAmaoznMusicHD
正直レイアウト自体はどちらもそんなに変わりません。
が、実際使って感じるのは好みの曲にリーチできるの断然Apple Musicだと思います。
理由としては、おススメのアルゴリズムの違いだと思います。
Amazon Music Unlimitedのおススメはかなり雑です。例えば「お客様におススメのアルバム」を開くと、過去に聴いたアルバムが結構な確率で表示されたりします。アプリからのおススメを見るときは新しい発見を求めるときです。それなのに半分くらいが聴いたことあったりライブラリに追加したアルバムだったりします。こういうところにAmazonらしさが溢れていて憎めません(笑)。なので、ディスクガイドとか片手に聴くにはいいですが、とりあえずアプリ開いてなんかないかなーなんて使い方には向きません。
一方Apple Musicにはそんなことはなく、なんとなく開いても新しい発見がありアプリだけ十分に楽しめます。
無料キャンペーンを比較
どちらも無料期間があり、ときどきキャンペーンを行い無料期間が長くなったりします。
現在のキャンペーンは下記の通りです。
結論、AppleMusicはこんなあなたにオススメ
- B’zやWANDSを聴きたい
- プレイリストで好みの音楽を探したい
- ハイレゾにはあまり興味がない
- iPhoneユーザー
AppleMusicは現状ハイレゾが少ないのが難点ですが、音楽マニアも唸るクオリティの高いプレイリストが魅力。エディターの音楽愛を感じますね。
またiPhoneのほうがアプリのアプデなどが早いですし、安定感もあります。
結論、AmaoznMusicHDはこんなあなたにオススメ
- B’zやWANDSは聞かない
- アマゾンプライム会員であり、安く沢山聴きたい
- ハイレゾを沢山聴きたい
- Androidユーザー
なんと言ってもプライム会員のコスパが高いのが魅力。
年払いなら7800円で、ハイレゾも非常に充実しているAmazon Music HDはコスパ最強です。
AndroidだとApple Musicはアプデが遅かったり、Amazon Music HDはイコライザー搭載だったりするので、Androidで使うならAmazon Music HDがおすすめです。