anker soundcore liberty 3 proが発売
2021年11月5日にanker soundcore liberty 3 pro が日本で発売されました。
Anker自身が史上最高音質を謳っていますが、実際どうなのか購入して使ってみました。
SONYのTWSとの比較記事は下記より
▶Anker Soundcore Liberty 3 ProとWF-1000XM4を比較レビュー!
soundcore liberty 2 pro(第2世代) からの変更、進化ポイント
Amazonの説明欄にSoundcore Liberty Air 2 Proが前作とあります。
が、形状とモデル名からしてSoundcore Liberty 2 Proが同シリーズの前作だと思いますので、こちらと比較します。
- 価格は6000円高くなった
- ノイズキャンセリングがついた
- ドライバーがA.C.A.A2.0に
- 本体再生が7時間→8時間にアップ
- ケース込み再生が26時間→32時間にアップ
- マルチポイント接続ができるように
- ケース、本体ともサイズが小ぶりに
- ケース込で70g→59gに
価格は6000円ほど高くなり、大きな違いとしてはノイズキャンセリングの搭載です。
ドライバーは独自の同軸機構であるA.C.A.Aの2.0にバージョンアップしています。A.C.A.Aとは1DD,1BAを同軸上に配したAnker独自の機構。2.0では再構築することでサイズダウンしたとのこと。
使用時間は微増といったところ。
マルチポイント接続ができるようになったのは嬉しいですね。
見た目はあまり変わりませんがわずかにサイズダウンしているようです。ケースサイズは下記の通り。
- Liberty 2 Pro…7.84×5.66×2.96cm
- Liberty 3 pro…7.08×5.55×2.8cm
コーデックがLDAC対応なのはどちらも同様ですね。
以上が変更点、進化点になります。
ちなみにAir 2 Proはこちらこちらでレビューしております。
anker soundcore liberty 3 pro レビュー
では実際使った感じをお話します。
要点は下記の通り。
- ノイズキャンセリングはまあまあ
- 史上最高音質の謳い文句に偽りなし
- LDACでも意外と途切れない
- 再生時間は通常使用なら十分
- マルチポイント接続はやっぱり便利です
- LDACじゃなくてもいいかも…
- サイズ感はコンパクトでいい
- タッチ操作は普通に使える
それぞれお話します。
ノイズキャンセリングは十分
これって比べるのが難しいですね。車でつかてみたんですがロードノイズがすっと消える感じでかなり効いている感じはあります。
電車内でも音量をあげなくても十分音楽が楽しめるレベルです
史上最高音質の謳い文句にいつわりなし
確かにAnkerの中では最高音質といっていい出来です。
想像していたよりもかなり良かったですね。音の立ち上がりから減衰までよく聞こえます。高音域、低音域の伸びもよく、細部の表現がしっかりできている印象で音場も広め。ただ全体としてはやや高音域寄りで、バランスが悪くはないですが、良いとはいえないです。
各音域の印象は下記の通り。
低音域は重低音まで出ますが、タイトさはありません。とはいえド派手なドコドコ系の低音ではなく心地よくソフトな低音。
中音域はもう一歩前に出てほしいところですね。ヴォーカルがシンバル、ハットの高音域に埋もれている印象です。
高音域は十分に出ています。やや強調された高音ですが、歪んだ感じがなく淀みなくクリアに響く高音です。ヴォーカルのサ行もきつい感じはしません。
LDACの効果は微差
伝送ビットレートがAACと比べ3倍になるコーデックLDAC。
Amazon Music UnlimitedのUltraHD音源で試してみましたが、変化は微差。若干情報量がふえて、高域の伸びがよくなったかなといったところです。ゆっくり腰を据えて音楽を聴くときだけ切り替えるのはアリです。
設定方法はアプリからサウンドモードを開いてLDACをONにすればOKです。
【参考】AmazonMusicUnlimited徹底解説【コスパが高スギッ!】
LDACでも意外と途切れない
LDACだと、通信が不安定になるとのことですが、通勤電車で使ってみたところ思ったよりも安定していました。
まあまあ混んでる朝の電車40分の乗車で1回ほどの途切れ。乗り換えで移動する時も途切れませんでした。
再生時間は通常使用なら十分
再生時間はトータル32時間。
LDACだと減るとのことですが、半分に減ったとしても往復2時間使うくらいなら、1週間は充電無しで行けるレベルかと思います。
マルチポイント接続は便利だが、LDAC時は使えないジレンマも
Anker Soundcore Liberty 3 Proは2台までマルチポイント接続が可能。
PCとスマホを接続してみました。PCで動画を見ていて、スマホで音楽を再生。片側の音声を停止すれば、もう片側に自動で切り替わります。接続先を切り替える手間が省けてめちゃ便利。
なんですが、LDAC使用時はマルチポイントは不可となっています。音質を取るか利便性を取るかのジレンマに襲われます。
設定はアプリから行います。
アプリから詳細設定→機器一覧を開来ます。
「2台の機器と接続をON」にして、つなぐデバイスを選択すればOKです。
はじめうまく音声が再生されませでしたが、ペアリングし直したりしていたら問題なく使えるようになりました。
とはいえLDACじゃなくてもいい、かも
とはいえLDACが必要かと言われると、微妙なところです。LDAC接続とAAC接続で音の違いがハッキリわかるイヤホンかというとそこまでではないからです。
AAC接続でも十分な音質は得られますし、仕事での使用も考えるなら、マルチポイントの利便性重視でAAC接続にしておくのが良さげです。
LDAC、AACの切り替えも手間ですしね。
サイズ感はコンパクトでいい
厚みもなくコンパクトで軽いケース。ガジェットポーチに入れてもじゃまにならないですね。
タッチ操作は普通に使えるレベル
タッチ操作は感度が悪いとかはなく普通に使えるレベルです。不満はありませんね。
Anker Soundcore Liberty 3 Proのデメリット、気になる点
- iPhoneではLDACは使えない
- LDACにしても違いはわからない
- 外音取り込みはヴォリューム変更できない
- 風切り音カットはできない
iPhoneはLDACに対応していないので使えません。
とはいえLDACにしても違いがわかるほどの繊細なイヤホンではないと思います。LDAC対応は最近のトレンドですが、まだイヤホン本来の性能が追いついていない印象です。
外音取り込みで人の声が聞こえますが、ヴォリューム調整できるとより便利です。
WF-1000XM4とかだとボリューム調整も出来て良いんですが…。価格差があるので比較するのも微妙ですが。
▶Anker Soundcore Liberty 3 ProとWF-1000XM4を比較レビュー!
それと外を歩くときに使う場合外音取り込みは必須ですが、風切り音がなかなかするので、風が強いときは使い物にならないです。
Anker Soundcore Liberty 3 Proは買いか
結論、他のAnkerのモデルからの乗り換えはアリ。
私はAnkerのイヤホンはSoundcore Liberty Pro Air 2を所持し、他のモデルも視聴したことありますが、その中では最高音質と感じました。
機能性も申し分ないですし、定期的にセールで安くなったりするので、セールを狙って買うのが良いでしょう。
Amaoznのレビューにもありましたが、すでにAnkerのイヤホンを使いなれている方なら、こちらにグレードアップするのもありだと思います。
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