NWーWM1A、ZX507、NWA105の3機種の音質レビューです。
使用したイヤホンは細部まで聴けるSHUREのSE846。バランス接続になります。
聴き比べた楽曲は次の3曲
※リンクはYouTube
ビリーアイリッシュ「bad guy」(24bit/48kHz)
存在感のあるシンセベースに囁くような女性ヴォーカルが特徴のヒット曲。
Sting 「Shape of My Heart」(24bit/44.1kHz)
アコースティック楽器主体の男性ヴォーカル曲。
映画レオンのテーマ曲ですね。
エレキギターとヴォーカルが主体のJポップ。
日本人で知らない人はいないって言うくらいの有名曲。
以上の3曲を聴き比べ!
NW-WM1A【豊かさがあり落ち着いた音色でアコースティック楽曲向け】
- 落ち着きのある音で聴き疲れがしない!
- 帯域バランスに優れている!
- イヤホン変更やリケーブルを楽しめそう!
- 長く聴ける飽きのこない音色!
こちらは次の2機種と違い、ストリーミング再生ができないので、CDリッピングやダウンロード購入で聴くことになります。
アマゾンでは80000円前後。(アマゾンで価格を見る)
NW-WM1Aはストリーミング対応はしていません。
ビリーアイリッシュ「bad guy」
繊細さがありますね。細かい部分までしっかり表現できてます。温かみのある音色。
音量上げたもハイの刺さりを心配する必要は皆無。
逆にいうとちょっと面白みのない音。
ヴォーカルがベースの影に隠れてしまっている印象ですね。
Sting 「Shape of My Heart」(24bit/44.1kHz)
この曲が最もよく聴けたのがNW-WM1Aでした。
ギターもパーカッションも気持ちよく聴けますね。
NWーWM1Aはアコースティクな楽曲がベストマッチといえます。
ZARD「負けないで」(24bit/96kHz)
ギターとヴォーカルを楽しむ曲ですが…ちょっと物足りない感じはあります。
全体の分離感、量感、バランスはGOOD。
落ち着きがあるのは評価できますが、ポップスらしい爽やかさがないというか。
良くも悪くも大人の音といった趣。
ZX507【楽しくなる明るい音色でロック、ポップスに向く】
- 中高域ヨリの帯域バランス
- 明るい音色でとにかく楽しい!
- ロック、ポップスにベストマッチ!
- 音量上げてもハイのきつい感じはない!
- 機能面をみてもバランスの取れた1台。
アマゾンでは75000円前後。(アマゾンで価格を見る)
Amazon Music HD、mora qualitasといったハイレゾストリーミングにも対応。バランス接続にも対応していてバランスの取れた1台。
ビリーアイリッシュ「bad guy」
ベースに隠れてたヴィーカルが一歩前に出てくる感じですね。
NW-WM1Aよりも全体的に明るい音色です。
女性ヴォーカルはZX507がいいですね。
Sting 「Shape of My Heart」(24bit/44.1kHz)
アコースティックも悪くないです。
が、NWーWMA1に比べると若干の不自然さは否めない。
ヴォーカルはよく聴こえますね。
ZARD「負けないで」(24bit/96kHz)
NW-WMA1に比べてギターにやる気を感じる笑。
ヴォーカルもパワーが漲ってますね。
ポップスはZX507が圧倒的にマッチ。
NWA105【低音寄りでヒップホップやEDMにいいかも】
- 低音寄りの帯域バランス。
- ヒップホップやダンスミュージック向け!
- 手軽にハイレゾを楽しめる!
アマゾンでは30000円前後。(アマゾンで価格を見る)
Amazon Music HD、mora qualitasにも対応。
バランス接続端子はないですね。
ビリーアイリッシュ「bad guy」
低音が強調される印象ですね。
ヴォーカルが一歩引く感じ。
ヴォリューム上げると低音に歪み感じます。
Sting 「Shape of My Heart」(24bit/44.1kHz)
やっぱり低音が気になりますね。
アコースティック主体の楽曲はあまり楽しめないかも…
ZARD「負けないで」(24bit/96kHz)
ビリーアイリッシュ同様、ベースが強調されてギターが一歩引いてる。
ヴォリューム上げるとハイがきつい感じもしますね。
音像定位もゴチャついている感がある。
【結論】この3台どれを選ぶか?
NW-WMA1は味付けのない音色でイヤホンやリケーブルで長く楽しめそうです。惜しいのはストリーミング非対応な点。
ZX507はストリーミングにも対応していて、音質もGood!
NWA105はハイレゾをちょっと試してみたい方向け。
ですがNWA105を買うならiPhoneにFiiO Q1 Mark Ⅱ(MK2)やQ3を繋いで聴いた方が、コスト的にも音質的にもよろしいかと。
今回聴き比べをしてFiiOのDACの良さを改めて実感しました…。
iPhoneとFiiO Q1 Mark Ⅱ(MK2)とQ3の比較記事はこちら。