- Amazon Musicで音質の設定方法を知りたい
- Amazon Musicにイコライザーはある?
- Amazon Musicのノーマライズとは?
- 音質をあげるにはどんな方法がある?
上記の疑問に、Amazon Music HDを愛用している私がお答えします。
アプリの使い方とオススメの音質アップ方法を解説!
※Amazon MusicにはFree、Prime Music、Unlimited、HDと4種類ありますが基本操作は同じです。
※iPhone、アンドロイド、mac/pcによって若干画面の表示が違いますのでご了承ください。
Amazon Music Unlimited利用中のかたはアカウントからHDに無料アップグレード
2021年6月9日より追加料金なしで、ロスレスおよびハイレゾ対応のAmazon Music HDが利用可能に。
アカウント設定からアップグレードしておきましょう。
アマゾンミュージックのビットレートの変更方法
AmazonMusicではストリーミング再生とダンロードのビットレートを個別に設定可能。
ビットレートとは解像度のこと。ビットレートが低いと荒い音になり、ビットレートが高いと細部の表現が豊かになります。
単純に、「ビットレートが高いほど高音質」と考えてOK。
ストリーミング再生の設定方法
設定からストリーミング設定を開きます。
各項目は下記の通り。
「Wifi接続時のみストリームする」
Wi-Fiに繋いでいる時のみ、ストリーミング再生を行います。
ストリーミング再生とは、再生するたびにデータをダウンロードしながら行う再生方法。
ONにしておくと、Wi-Fi環境にない時はオフライン再生のみとなり、外出時にデータ通信量を抑えられます。
HD/UltraHD
AmazonMusicHDのみの設定。
常に最高音質で再生が可能。
「自動」
通信環境に応じて音質を調整してくれます。
通信速度が遅い時は音質を下げ、速い時は音質を上げてくれます。
基本的にはこの設定でいいでしょう。
「標準」
常に標準音質となります。
ファイル形式は[opus]となり、平均ビットレートは256kbs。
Amazon Music UnlimitedとAmazon Prime Musicはこれが最高音質。
データ通信節約
音質を落として通信料を節約するモード。
Wi-Fiが使えない環境で、ギガ数が気になる方はこちらを。
ダウンロードのビットレート設定を解説
「Wifi接続時のみダウンロード」
データ通信時にダウンロードできなくなります。
使い放題などの契約でなければ、ONでいいでしょう。
Amazon Music HDを使っている方は「再生可能な最高音質」がオススメです。
せっかくの高音質の契約をしているのですから、良い音で聴きましょう。
ただ、あっという間にストレージがパンクしますので、ダウンロードする曲は厳選するのがオススメです。
「標準」
Amazon Prime MusicやAmazon Music Unlimitedでは最高音質となります。
基本こちらの設定で良いかと。
「容量節約」
容量節約は音質が悪いのであまりオススメしません。
イコライザーやグライコは使える?
イコライザーは特定の周波数をブーストしたりカットしたりする機能。
2020/5よりAmazon Musicのandroidモバイルアプリにグラフィックイコライザー(通称グライコ)が追加されました!
グライコとは視覚的に調整しやすくしたイコライザーのこと。
これで、もっとベースをブリブリさせたい、ボーカルをもっと大きくしたいなど自分好みの音に調整できるように。
Amazon Music のイコライザーは5バンドとちょっと少なめ。

プリセットは下記の10種類。
FLAT/CLASSICAL/DANCE/FOLK/HEAVY METAL/HIP HOP/POP/ROCK/カスタム
いろいろいじってみて自分好みの音色を見つけましょう。
各周波数の大まかな変化を解説します。
いずれもやりすぎると音が悪くなるので、」足りない部分をちょっと足す」とかそれくらいがいいと思います。
60Hz
ズーンと響くような重低音の調整。上げすぎると全体がぼんやりした音像になるので注意。
230Hz
音に厚みがほしいときに調整します。ベースをぐっと前に出したいときに上げるといいでしょう。
910Hz
ヴォーカルを前に出したいときに上げるといいでしょう。
4kHz
最も耳に敏感な周波数です。ちょっとうるさくて聴き疲れするような音質のときに下げるといい感じです。逆にパンチがなくて物足りないと言うときは上げると爽快な音になります。
14KHz
超高域ですね。ここを上げるとシンバルとかハイハット、金属系の音の伸びが増します。
iPhoneでイコライザーはかけられる?
iPhone版のAmazon Musicには残念ながらイコライザーは搭載されていません。
どうしてもかけたいのであれば、ワイヤレスイヤホンの専用アプリを使用してイコライザーをかける方法もあります。
例えばゼンハイザーの「Momentum M3IETW」ですと、専用アプリでイコライザーをかけられます。
他にもSONY「WF-1000XM3」も同様に専用アプリでかけることができます。
Amazon Musicの音質は悪い?
もしAmazon Music UnlimitedやAmazon Prime Musicは音質が悪いと感じているのであれば、次の方法をオススメします。
- ノーマライズを外してみる
- Amazon Music HDにアップグレード
- イヤホンを変える
- DACやアンプを追加する
それぞれ説明します。
Amazon Musicのノーマライズって?【外して音質アップ】
Amazon Musicの設定にラウドネス・ノーマライゼーションという項目があります。
これは楽曲間の音量差をなくし、聴きやすくする機能。
音が小さくなったり大きくなったりして聞きづらい時にONにします。
Amzon Musicでもいろんな曲をミックスして聴いていると、音量がバラバラで都度調整が必要になります。しかし、そういった煩わしさを解消してくれるのがこのノーマライズ。
しかしノーマライズを入れると全体的に音量が下がり、強弱表現も乏しくなります。
車の運転中など、状況に応じて使い分けると良いでしょう。
音質を気にするのであればOFFにして自分で音量調整するのがオススメ。
▶ラウドネスについてはこちらこちら
Amazon Music HDへグレードアップ【効果大】
音質を手取早くアップするにはAmazon Music HDへのアップグレードがオススメ。
Amazon Music Unlimitedは圧縮音源なのでいくらイコライザーやノーマライズなど設定をいじっても、元々の音質がよくないのです。
そこで、CD音質以上で聴けるAmazon Music HDへアップグレードすることですぐに高音質化ができます。
▶︎【音響のプロが徹底解説】Amazon Music HDレビュー!
ワイヤレスイヤホンを有線イヤホンにしてみる
ワイヤレスイヤホンは伝送時に圧縮されてしまうので、圧縮されている音源を更に圧縮することになります。
そのためどうしても音質劣化は避けられません。
そこで、有線イヤホンを使ってみるのも手です。利便性は落ちますが音質アップは期待できます。
有線イヤホンは1万円台でも、高級ワイヤレスイヤホンを超えるものも。
ちなみに私が使っているのはシュアーのSE846で、新品だと10万ほどしますが、「本物の音」がしますのでこちらもオススメです。
DAC内臓アンプの追加
有線接続であれば、ハイレゾも再生できるDACの追加もオススメです!私も愛用しているFiiO Q3はミドルクラスのデジタルオーディオプレイヤーに匹敵する音質で超オススメ。
先代機種との比較はこちら
▶【徹底比較】FiiO Q1 Mark Ⅱ(MK2)とFiiO Q3!
スマホではなくDAPを使う
DAPとはデジタルオーディオプレイヤーのことで、音楽専用に設計されているためスマホよりも高音質です。
こちらも有線接続が基本です。
私が使っているオススメはM3Xです。エントリー価格ながら素晴らしい音質で大変気に入っています。是非レビュー記事もご覧ください。
Amazon Musicの音質設定まとめ
Amazon Musicの音質設定とオススメの音質アップ方法を解説しました。
まだAmazon Musicを使っていない方は、無料キャンペーンもありますので是非公式ページでチェックしてくださいね。
Amazon Music Unlimitedについてはこちらで詳しく解説しています。
▶AmazonMusicUnlimited徹底解説【コスパとアップグレードが強み!】
いくら設定をいじっても音質に満足できない場合はAmazon Music HDをおすすめします。
▶AmazonMusicHDレビュー!【音響のプロが徹底解説!】