Amazon Music Unlimitedの空間オーディオが専用のデバイス必要なしに再生できるようになりました。
もともとはEcho Studioなど専用のスピーカー必要でしたが、Apple Musicに対抗する形で間口を広げてきましたね。
このページではAmaozn Music Unlimtiedでの空間オーディオについて、空間オーディオの具体的な聴き方を解説します。
AmazonMusicのレビュー記事は下記より
▶AmazonMusicHDレビュー!【音響のプロが徹底解説!】
▶AmazonMusicUnlimited徹底解説【コスパとアップグレードが強み!】
そもそも空間オーディオとは?
- 従来の前方低位ではなく、360度から音が降り注ぐような、映像作品に用いられるいわゆるサラウンドの手法を音楽に応用し、ミックスダウン、あるいはマスタリングした楽曲
空間オーディオは通常の2chミックスよりも大胆な音の配置をしたミックス。通常の2chミックスが前方から音が聞こえてくるのに対して、空間オーディオでは360度から音が聞こえ、音に包まれている感覚を味わえるもの。
Amazon Musicの空間オーディオとは?
- Dolby Atomos
- 360 Reality Audio
Dolby Atomosと360 Reality Audioがありますね。
どちらも空間オーディオフォーマットという点では同じ。
前者は映画音響を主に開発しているDolby社の規格、後者はSonyの規格になります。
Amazon Music Unlimtedでは両者が混在していますが、どちらも 同じ機器、操作で楽しむことができます。
Amazon Musicで空間オーディオを再生するには?
- 有料プランへの切り替えが必要
Amaozn Musicで空間オーディオを再生するにはAmazon Music Unlimitedに登録する必要があります。
プライム会員特典のAmazon Music Primeでは利用できません。
Amazon Musicの空間オーディオ、対応機器は?
- 端末は対応していない場合もある
- イヤホン、ヘッドホンは何でもOK
- ステレオスピーカーも何でもOK
- スマートスピーカーは対応機器を
対応する再生端末は?
最近の端末はほぼほぼ使えると考えてOKでしょう。iPhone6でもHUAWAI P30Proでも再生できました。
ただ、私が持っているオーディオプレイヤーShanling M3Xでは再生できませんでした。M3XはAndroid7ですが、OSが対応していないのかもしれません。
対応するヘッドホン、イヤホンは?
ヘッドホン、イヤホンに関してはなんでもOKです。通常のステレオ再生ができれば問題ありません。
Bluetooth接続でもOKです。
対応するスピーカーは?
通常のステレオスピーカーで問題なく再生できます。
BluetoothスピーカーでもステレオであればOKです。
スマートスピーカー
スマートスピーカーに関しては推奨機器があります。
Amazonの公式では以下のスピーカーで再生可能と記載があります。
Echo Studio、Sony SRS-RA3000、Sony SRS-RA5000などですね。(リンクはAmazon)
Dolby Atomosや360Audio対応を謳っていればOKということでしょう。
店頭でSRS-RA5000を試聴してみましたが、アンビエント・ミュージックは本当に音が降り注ぐような感覚で没入感が高く聞き入ってしまいました。
ただ、ヴォーカル系はあんまり良くないですね。YOASOBIを聴いてみましたが主役であるヴォーカルにフォーカスが来ないというか、意識があっちこっちに向いてしまってあまり楽しめませんでした。
SRS-RA3000よりもRA5000のほうが圧倒的に音の広がりと一音一音の明瞭度が段違いなので、このタイプのスピーカーなら断然RA5000がいいですね。
アプリの設定方法
空間オーディオで聴ける楽曲は楽曲の横に360、Dolbyと表示されます。
上記の表示があれば空間オーディオのミックスが聞けます。
楽曲を再生して360またはDolby Atomosのマークをタップします。
タップすると以下のような画面になります。
以上になります。
Amazon Musicの空間オーディオをレビュー
- 実はApple Musicも専用のイヤホンは必要ない
- 360 Reality Audioがあるぶん楽曲数が多い
- 聞き分けが簡単にできる
- 楽曲によって良し悪しがはっきりする
それぞれ解説します。
Apple Musicも専用のイヤホンは必要ない
Amazon Musicの空間オーディオはどのイヤホンでも再生可能を謳っていていますが、実はApple Musicでも同じことです。
360 Reality Audioがあるぶん楽曲数が多い
Apple MusicはDolby Atomosの楽曲のみですが、Amaozn Musicでは360 Reality Audioにも対応しているのでその分楽しめる楽曲数が多いことになりますね。
聞き分けが簡単にできる
前述したとおり、左右にスワイプするだけで空間オーディオと通常のミックスを聞き分けられるのがいいところ。
Apple Musicでは都度都度、設定を開いて切り替える必要があります。
空間オーディオは楽曲によって良し悪しがはっきりする
空間オーディオのプレイリストからYOASOBIの空間オーディオを聴いてみると、冒頭からピアノがLRを行ったり来たりかなり攻めたミックスになっているのがわかると思います。
これはイヤホンで聞いていると結構気持ち悪いです。何度も聴きたいとは思わないですね。
今度はテイラー・スイフトを聴いてみますが、これは結構いいです。オケが脇役になってしまいますが、ヴォーカルがかなり際立ち美声をしっかり堪能できる。
こんな感じで楽曲によって良し悪しがはっきりするので、Amazon Musicの聴き比べられる機能はかなりいい感じといえます。
まとめ
以上Amazon Musicの空間オーディオの聴き方を解説しました。
Apple Musicと違い空間オーディオとの切り替えが簡単で聴き比べができるのがいいですね。
何かと話題の空間オーディオ、気軽に試せるので未体験の方はぜひ。