- ジャガイモが煮崩れる
- 肉臭い
- 酒臭い
- 肉が固い
- 味付けいまいち
ホットクックで肉じゃがを作る際の、失敗しがちな例が上記です。
公式レシピ通りにやるとほぼ失敗する肉じゃがを攻略しました。
レポートしていきます。
ちなみに前回の失敗レポートはこちら
【失敗】ホットクックで豚肉の肉じゃがに挑戦
ホットクックの肉じゃが美味しく作るコツ4つ
- ジャガイモは丸ごとかざっくり切る!
- 煮る前に炒める!
- 薄切り肉を使う!
- 味付けはめんつゆを使う!
以上の4つです。
この4つを実践すれば、ほぼほぼ美味しく出来上がりますので、是非とり入れてみてくださいね!
では詳しくご紹介していきましょう。
公式レシピがたまにイマイチな理由
ホットクックの公式レシピがイマイチだと思うことありませんか?
その理由はレシピブックの制作者が「ほっとくだけで簡単自動調理」という商品コンセプトに縛られているためです。
もちろん美味しくできるものも沢山ありますが、中にはレシピ通り作っても美味しくないこともあるんです。
じゃがいもの煮くずれ防止のコツ3つ
- 大きめに切る
- 切らずに丸々いれる
- 皮付きのまま入れる
上記のいずれかです。
大きめサイズのじゃがいもはざっくり半分に切るくらいでいいです。
じゃがいもが小さい場合はそのまま入れても良いですね。
皮付きが気にならなければ、煮くずれ防止には最強です。
出来上がりはとても柔らかくなります。
玉ねぎは5mmくらいの薄切りです。これもザックリでいいです。
ニンジンは乱切りです。これも柔らかくなるのでザックリ大きめでいいです。
臭みとり、煮くずれ防止で炒める
煮崩れ、肉の臭み、酒臭さを解決する方法は炒めることです。
通常の肉じゃがを作るときと同様に、煮込む前に炒めるのです。
一手間増えてしまいますが、美味しく食べるためにはとても重要です。
特に豚肉は臭みが強いので、煮込む前に炒めて日本酒をふりかけるといいです。
また、無水調理は密閉された空間で調理をするのでアルコールが飛びにくいので酒臭くなりがちです。
ですので、豚の臭みを消すために日本酒を加え、アルコールを飛ばすためにフライパンを使うのが合理的です。
野菜を炒める
先に野菜だけ炒めます。油を敷いて野菜を入れて中火くらいで全体的に炒めます。表面の色がちょっと変わるくらいでOKです。
炒め終わったらホットクックの鍋に入れましょう。
ホットクックの鍋ははかりにおいておきます。
【重要】肉を炒め酒を入れる
肉の臭みをとり、酒臭さもなくす重要な工程です。
油を敷いて肉を入れて、中火くらいで表面の色が変わるくらいまで炒めます。
そして全体に行き渡るくらいの料理酒を入れてしばらく火にかけてアルコールを飛ばします。
これで肉の臭みとアルコール臭さはなくなります。
またお酒は肉を柔らかくする効果もあるので一石二鳥です。
炒め終わったらホットクックの鍋に入れます。
私が使っているのはタカラ「料理のための清酒」です。
果糖ブドウ糖液糖も塩分も入っていないので、素材の味をダメにしません。
その名の通り料理に適したお酒で、コスパに優れています。
めんつゆが便利すぎる理由3つ
- 美味しくなる
- 安定した味付けができる
- 手間がかからない
味付けは安定のめんつゆを使いましょう!
めんつゆは出汁と醤油、糖分で構成されているので、煮物の味付けにメチャクチャ便利です。
手間も省けるし味がブレないので使わない理由が見当たりません。
私が普段使っているのはにんべん「つゆの素」か創味「創味のつゆ」です。
どちらも余計なものがはいっておらず、自然な出汁の香り高さが感じられる非常にコスパに優れためんつゆです。
料理が美味しくなるし、失敗しないし、簡単だし(ダジャレではありません)で便利すぎます。
安価なめんつゆは「果糖ぶどう糖液糖」が入っていて舌にまとわりつくような甘みがあったり、「アルコール」が入っていて臭みも感じます。
また添加物も含まれていますのでオススメはコスパの高いこの二つです。スーパーでもよく見かけますよね。
ホットクックで煮物を作る時のめんつゆの分量は?
めんつゆは成分表を見て、塩分が具材の総重量の0.6%になるように入れます。
「創味のめんつゆ」の場合は具材の総重量に対して3.2%です。
にんべんか創味のめんつゆを使う場合は上記をメモしておけばOKです。
肉じゃがに限らず、すべての煮物はこの数字でOKです。
今回は具材が805gでしたので、その0.6%=約4.8gがめんつゆの投入量になります。
めんつゆの使用量の計算は3つの手順
細かい計算方法こちらです。
(ちょっとわかりづらくてすみません。)
めんつゆの量は3つの手順で計算できます。
2回目からは手順③だけでOKです。
①めんつゆの塩分が何%か計算
11.2÷100=0.112
成分表を見てめんつゆの塩分濃度を計算します。100mlに対して11.2gなので上記のように計算して、11.2%がめんつゆの塩分濃度だとわかります。
②めんつゆを何%で入れれば良いか計算
0.6(料理の塩分濃度)÷11.2(%)=0.053
これが肉じゃがに対するめんつゆ量の割合です。この数字は一回出すだけでOKです。
にんべんのめんつゆは5.3%なのでメモっておきます。
そうすれば次回以降は次の手順③だけで使う量が分かります。
③具材の総重量に②で出した割合をかける
805(具材の総重量)×0.053(めんつゆ量の割合)=42.6
総重量に対して5.3%の値を出します。
42.6gが今回使うめんつゆの量になりますね。
【関連記事】ホットクックの塩加減と3つの注意点
ホットクックにセットしてスタート
めんつゆを入れたらホットクックにセットして肉じゃがを選んでスタートします。
待つこと30分くらい。
ジャガイモの煮崩れは多少ありますが、原型をとどめていますね。
味は肉の臭みはないし、酒臭くもないです。
ジャガイモ、にんじん、玉ねぎは甘みがあって美味しいですね。
肉は柔らかいし薄切り肉なので十分に味がしみこんでいてグッドです!
まとめ
ホットクックで作る肉じゃがはそのままレシピ通りにやるとほぼ失敗します。
そこで炒めるという一手間を加えます。
といっても普通につくるより圧倒的に楽です。
火を使って煮込むと離れられないし、味のしみこみ具合にムラが出来たりします。
そして、めんつゆはメチャクチャ便利です。
めんつゆなんてそばとうどん食べるときしか使わないよ!という方は是非使ってみて下さいね!
便利過ぎて味付けがそればっかりなるかもしれません。